KECHAPの思考

「ないものをつくりたいひと」は魅力的です。飢えているし、探しているし、究めようとしているし、埋めようとしている。その背景にある想いにわたしたちはワクワクします。

「ないものをつくりたいひと」は、「つくろうと決めたひと」と「まだつくろうと決めてないひと」がいると考えています。それらを分けるものは、「イメージをカタチにする過程の不透明性」にあると考えています。どんなつくり手が、どこで、どのように、何を用いて、いくらでカタチにするか。そしてうまくいかなかったときの代案はどんなものがあるのか。その思考こそがわたしたちの骨格です。その骨格に、イメージをカタチにする過程が蓄積されていること、つくり手の製作進行をサポートできること、そして手をうごかせることという強みが肉付けされています。

建築をつくる立場のひと。空間をつくる立場のひと。まちをつくる立場のひと。広告をつくる立場のひと。事業をつくる立場のひと。そのひとたちが、「ないものをつくりたいひと」であれば、わたしたちはそこに境界をひく理由がありません。なぜかというと、物質をつくるものづくりは、その先にある文化や考え方や雰囲気をつくるものづくりに、もっと貢献できるはずだと考えているからです。

ないものをつくりたいと発信することは、とても勇気のいることだと思います。お金、時間、品質、そのすべてが仮説のもとに進行しがちですし、ちゃんとそれができあがるのかという「不安」はつきものです。

いっぽうで既製品が選定者へもたらす恩恵は「安全」であると考えています。みんなが使っている製品なので、安全。価格が管理されている製品なので、安全。なによりも既に在る製品なので、安全。

既製品のように安全なオーダーメイド製品ができれば、選定者の表現の可能性はもっとひろがるはず。その表現が達成できれば、その先にあるもうひとつのものづくりに貢献できるはず。

KECHAPの仕事は、あなたの「つくりたい」を、素材から考えてカタチにすることです。

KECHAP代表 中村真太郎